受は苦楽や痛みなどを感じる感受作用、想とは心に浮かぶ像を意味し、取像・表象作用のことです。
識とはものごとを認識する働き、行と意識を伴う心の働きで、受・想・識以外のさまざまな心的作用一般をさします。

識はものごとを認識する働き、「了別」とも訳され、区別・分別して知る認識作用のことです。

したがって、この4つは内界と外界との交渉において生じる心や心作用で、受・想・行・識によって心の領域のすべてが絡み合ったものにすぎないのです。